FX初心者が知っておきたいゼロカットシステムとは?
こんにちは、FX自動売買レビュアーのShoです!
今回は海外FX会社の大きなメリットの1つ、「ゼロカットシステム」について初心者の方向けに分かりやすく解説します!
ゼロカットとは、簡単にいうとロスカットが間に合わずに口座残高がゼロになった場合、FX会社が損失分を負担して口座残高をゼロにしてくれる仕組みです。
ゼロカットを上手く活用すればFX最大のリスクである「借金」という問題を回避できますので、初心者の方はぜひ知っておきましょう!
この記事では以下の内容を解説していきます。
- ゼロカットとは?
- ゼロカットの注意点
- ゼロカットを採用しているおすすめ海外FX会社3選
今現在、海外のFX会社を使うかどうか悩んでいる人も、この記事を読めば海外FXのメリットが理解できると思いますよ。
目次
FXのゼロカットシステムとは
FXおけるゼロカットシステムとは、簡単に説明すると「マイナスとなった口座残高を0(ゼロ)にする仕組み」のことを言います。
通常FXでは、一定水準以上の損失が発生した場合に、FX会社によって保有ポジションを強制的に決済する「ロスカット」というルールが設けられています。
このロスカットがあることによってトレーダーは損失の拡大を防ぐことができるのですが、経済指標の発表などで為替が瞬間的に急変動した場合、ロスカットが間に合わず証拠金以降の損失が発生してしまうことがあります。
ゼロカットシステムは、そのような場合の救済措置となります。
ゼロカットシステムの例
例えばあなたが、ゼロカットを採用しているFX会社に100万円の証拠金を預けて取引しているとします。
為替が急変動し、ロスカットが間に合わず-120万円の損失を出して約定した場合、20万円の損失はFX会社が負担してくれます。
このゼロカットシステムは海外のFX会社でのみ採用されており、国内会社では法律上ゼロカットを導入できません。
もし国内会社を使って同じような状況になった場合、マイナス分は投資家自身が払うルールになっているため、「追証」として入金が必要になります。
過去には、ゼロカットを採用していないFX会社を利用したトレーダーが借金を背負ってしまったという事例が数多くあります。
例えば2019年1月に発生したフラッシュクラッシュ(瞬間的大暴落)では、ドル円相場が1ドル=108円台から104.01円まで一気に急落し、約94億円もの被害額が国内FXで発生しました。
FX最大のリスクといえばやはり「借金」。
しかしゼロカットシステムを採用している会社で取引すれば、借金というリスクを回避することが可能です。
FXにおけるゼロカットの注意点
前述したように、ゼロカットシステムを採用している海外会社でFX取引をすることにより、FX最大のリスクである「借金問題」が回避できます。
トレーダーにとってはメリットしかないように思えますが、ゼロカットには注意点もあります。
それは、過去には「追証をしない」というルールを破ったFX会社も存在することです。
例として、2002年にFXサービスの提供を開始した「FXDD」という会社が挙げられます。
FXDDはゼロカットを採用している会社の1つですが、2015年のスイスフランショックではユーザーにマイナス分の追証を請求したことで話題になりました。
FXDDは海外FX会社の中でも最古参であったため信頼していたユーザーも多かったものの、この件によって信用度を大幅に下げてしまいました。
しかし同じスイスフランショックの時期、XMやAxioryといった他のFX会社はゼロカットを発動し、ユーザーのマイナス残高をリセットしています。
このように、ゼロカットシステムを掲げている会社であっても、場合によってはそのルールを反故にする可能性も少なからずあります。
FX会社を選ぶ際は、「過去に起きた大きな相場変動時に本当にゼロカットを実施したかどうか?」をしっかり調べておくことをおすすめします。
ゼロカットシステムを採用しているおすすめのFX会社
先述したとおり、国内の全てのFX会社はゼロカットシステムが利用できません。
そして海外のFX会社でも、ゼロカットが利用できるところとそうでないところがあります。
以下が、ゼロカットシステムを採用しているFX会社の一例です。
- XM
- Axiory
- TitanFX
- IForex
- HotForex
- FBS
- Tradeview
- LandFX
- Big Boss
以下より、この中でも特に初心者におすすめの海外FX会社を3社ご紹介します。
ゼロカットシステム採用のおすすめ会社①XM
ゼロカットシステムを採用しているおすすめ会社1つ目は、XMです。
XMは東アフリカ沖のセーシェル共和国に本拠地を置いており、日本人のFXトレーダーの中でも抜群の知名度を誇っています。
2019年にはベストブローカー賞受賞など、数多くの受賞歴があります。
現在は全世界で100万人以上のトレーダーが口座開設をしていると言われています。
XMでは、提供する全ての口座タイプでゼロカットシステムに対応しています。
レバレッジ倍率は最大1,000倍となっているため、少額でもリスクコントロールしながらハイレバレッジのトレードすることが可能です。
ゼロカットシステム採用のおすすめ会社②TitanFX
ゼロカットシステムを採用しているおすすめ会社2つ目は、TitanFX(タイタンエフエックス)です。
TitanFXはバヌアツ共和国に所在地を置く、2014年に登場した比較的新しい海外FX会社です。
最大レバレッジはXMほどではありませんが、500倍までレバレッジをかけることが出来ます。
約定力が高いことと狭いスプレッドを提供していることがメリットなので、初めて海外FXを利用する初心者の方にもおすすめです。
ゼロカットシステム採用のおすすめ会社③AXIORY
ゼロカットシステムを採用しているおすすめ会社3つ目は、AXIORY(アキシオリー)です。
AXIORYも2013年にFX事業を開始した比較的新しい会社ですが、総合力が非常に高いという特徴を持っています。
不定期ではあるものの、入出金証拠金が2倍になる「100%入金ボーナスキャンペーン」も開催されているため、初心者の方もローリスクでFXトレードを始めるチャンスです。
注意点として、証拠金残高によってレバレッジの上限が変わるということが挙げられます。
AXIORYのレバレッジはスタンダード口座、ナノスプレッド口座共に最大400倍ですが、口座残高が10万ドルを超えたら300倍まで、20万ドルを超えたら200倍までと定められています。
これは市場が急変動した際にトレーダーを損失リスクかた保護する目的だと言えます。
おすすめのFX自動売買システム
今回説明したように、ゼロカットシステムは低リスクでFXトレードをしたい初心者の方におすすめの仕組みです。
これは、裁量でトレードをする場合でも自動売買を利用する場合でも同じことが言えます。
自動売買は主に「テクニカル分析」をもとに売買を判断する仕様になっていますので、経済指標などによる急な為替変動には対応できません。
ですので、海外FX会社のハイレバレッジを利用して資金効率の良い自動売買をするのであれば、必ずゼロカットに対応した会社を利用することをおすすめします!
ただ、稼げるかどうかは結局のところ、利用する自動売買システムによって大きく変わってきます。
現在巷では様々な自動売買システムが配布されていますが、中には高額なのに全然稼げないというシステムも確かに存在します。
これを言ってしまうと元も子もないんですが、仮に販売している自動売買システムが勝てているならそもそも売る必要ってないですよね??
だって自分もそのシステムで利益を作ればいいわけですから、わざわざ大勢に販売してライバルを増やす必要はないんですよ。
まとめ
今回は、
- FX会社のゼロカットシステムとは?
- ゼロカットシステムの注意点
- ゼロカットを採用しているおすすめのFX会社
について解説致しました。
FXで成功するためには、いかにリスクを減らすかが重要なポイントです。
ゼロカットは低リスクでFXをする人のための救済措置となりますので、この仕組みをうまく利用して、FXで成功していきましょう!