話題のFX自動売買ツール「トラリピ」はコストお化け?評判をチェック!

Sho

閲覧いただきありがとうございます、FX自動売買レビュアーのShoです。
今回は最近話題になっているマネースクエア提供の「トラリピ」について調査していきます。

かなりの数のFX自動売買ツールが世の中に溢れていますが、中でも最近話題なのがマネースクエアが提供する「トラリピ」です。

国内証券会社が取り扱うFX自動売買ツールは、リピート系が多いと言われています。
その中でもイフダン方式を利用したリピート系は多くあり、トラリピもそのうちの一つです。

では、イフダン方式のリピート系自動売買とはなんなのか、はじめてツールを利用する人やFX初心者にもわかりやすいように解説していきます。

先出し!トラリピのおすすめ度

信頼性:5 out of 5 stars (5 / 5)
利益見込み:3 out of 5 stars (3 / 5)
総合評価:4 out of 5 stars (4 / 5)

FX自動売買ツール「トラリピ」とは?

トラリピ公式ページ

FX自動売買システム「トラリピ」は、国内大手証券会社であるマネースクエアの提供するサービスです
トラップリピートイフダンという注文方式で行われる自動売買方式で運用されています。

この方式はマネースクエアが独自に特許を取得しており、名前の通りトラップを設定し行うイフダン注文に、リピート機能を付けた方式のようです。

最低1,000通貨からの取引を行うことができるため、少額からの投資スタートが可能ですが、後述するデメリットも合わせるとある程度の資金は必要でしょう。

イフダン注文・トラップともによく聞く単語ですが、説明は以下を参考にしてください。

トラップとは

ある一定のレンジ相場内で何本の注文をするか、の値です。
本数と呼ばれることもあります。

イフダン注文(IFD注文)とは

イフダンは「if done」の略で、新規注文と決済注文をセットで行う注文方式です。
例えば、1ドル100円の時に買い、110円の時に売る、といった注文を同時に出すことができます。

なお、マネースクエアはトラリピのわかりやすい解説動画も出しています。
動画でゆっくりとマネースクエアの概要を知りたい人はこちらを見るのもおすすめです。

メリット・デメリットや評判などをこの記事で合わせて確認し、自分にあっているかどうか考えてみてください。

FX自動売買ツール「トラリピ」の気になる実績

トラリピのバックテスト結果
トラリピ公式ページ

トラリピは運営であるマネースクエアがいくつかバックテストの結果を公開しています。

USD/JPYの2年間のバックテストで年利約10%を記録しており、トラップの本数などを増やした他の検証結果ではもう少し高い年利の数値を出しているものもあります。

最近は大きな利益を求めたハイリスクなFX自動売買ツールが多く出回っていることもあり、10%程度だと利益が少なく感じるかもしれません。
しかし、手堅く長期的に勝っていくことを考えるのであれば妥当な数字ですし、コツコツと利益を積み上げたい人には向いています。

少額から投資できることがトラリピのメリットの一つですが、設定次第で必要な最低資金が大きく変動することがありますので注意が必要です。

FX自動売買ツール「トラリピ」の取引コスト

取引手数料無料
スプレッド広い

国内証券会社をはじめとして、取引手数料を取るFX自動売買ツールは多いです。

特に1,000通貨単位の取引に対して、片道30円程度の値段をつけていることが多いですが、トラリピは取引手数料無料で使用できます。

取引手数料が無料であると聞くと魅力的に感じるかもしれませんが、代わりに為替手数料であるスプレッドを広くとってバランスをとっている会社が多いです。
トラリピも同様で、国内他社のスプレッドと比較して広くとっており、取引手数料を取られない分スプレッドでコストが発生する仕組みになっています。

結果として取引手数料を取る会社と変わらない、もしくはより大きなコストがかかります。

10,000通貨以上で取引を行うのであれば、取引手数料が無料でスプレッドも狭い会社がありますので、そちらを選ぶのがコストの面では良いでしょう。

Sho

以前取引手数料の高いiサイクル2を調査しましたが、トータルで見るとコストは変わらないです。
スプレッドが広いからって公式サイトに記載がないのはずるいですね。

FX自動売買ツール「トラリピ」のメリット

トラリピのようなリピートイフダン系のFX自動売買ツールは、多数の人に利用されているだけありメリットが多数あります。

特に以下に紹介するような部分は、トラリピを使う上で大きなメリットになると言えるでしょう。

レンジ相場で勝てる

トラリピ公式ページ

日々流動的に変わっていく相場の7割をレンジ相場が占めていると言われています。

トラリピはこの「レンジ相場で勝つ」ための自動売買ツールです。

FXで相場の上下を掴めるようになるには、ある程度の経験が必要です。
その点トラリピは相場が上がるのか・下がるのかの予測を立てる必要がなく、設定した幅の低い価格で買い、高い価格で売るを繰り返して確実に利益を上げ続けてくれます。

トラリピで失敗してしまう人の多くは、この設定部分を利益を生みづらいものにしてしまっていることが多いため、設定値には十分気をつけて取引を開始しましょう。

また、運営の初期段階は含み損を抱えることが多いですが、価格が戻ってくるレンジ相場を狙っているため、あまりにも早期に損切りをしてしまうのも良くありません。
ある程度の含み損には耐えられるメンタルは必要です。

長期取引で利益が出やすい

トラリピは総推移を狙って利益を上げるFX自動売買ツールです。
(総推移についてはトラリピの公式ページの画像を借りて解説しています。)

期間が長くなればなるほど総推移は大きくなり、ポジション決済のタイミングももちろん多く生まれます。
長期間取引を続けることで利益を上げるチャンスが多数生まれるので、トラリピで取引を始めるのであれば長期の運用を前提にしましょう

この総推移を積み重ねる間に含み損は発生しますが、レンジ相場内であれば神経質に気にしすぎる必要はありません。

総推移とは

総推移解説
トラリピ公式ページ

公式サイトにわかりやすい画像がありましたので、使用して解説します。
総推移とは、一定の期間内でどれだけの値動きがあったかを示す値です。

例えば1日の推移が6円であれば総推移6円、それが1週間続けば総推移42円となります。

FX自動売買ツール「トラリピ」のデメリット

国内証券会社の運営するFX自動売買ツールというと、その信頼性の高さからデメリットを見落としがちです。

しかし、どんなツールにもメリットとデメリットがあります。

トラリピも同様で、特定の手法を利用して取引を行う以上、強みである場面の反対の場面などには弱くなります。
主なデメリットを挙げますので、使用を検討している場合は参考にしてみてください。

含み損に耐えられる資金力が必要

含み損提示のための画像
トラリピ公式ページ

メリットの項でも話しましたが、総推移を狙うのがトラリピの手法です。

相場が上がることも下がることも必要であり、それらの動きによって利益が生まれます。

ということは、もちろん相場が大きく変動した時には含み損を抱えることもあります

トラリピ公式ページの検証画像から分かるように、最大ドローダウン率は約48%と大きめの幅を持っているため、ロスカットにならないように含み損を持っておくための資金力が必要です。

リピート型自動売買ツールでは含み損を抱えることは多いですが、トラリピは他社サービスに比べても金額が膨らみます。

口コミでは公式の発表しているよりもさらに大きい額のドローダウンが見られました。
簡単に用意できる金額ではないので、証拠金の他に資金を持っておかなければなりません

Sho

と、言われても、運用を始めたばかりの人に多額の資金を用意しろなんていうのは難しい話だと思うんです。余裕を持って運用していける人に向いているでしょう。

トレンド相場に弱い

レンジ相場に対してトレンド相場にかなり弱いのがトラリピです。
相場が大きく上下したときに適切な場所で損切りしてトレンド相場に備えるのも、この自動売買システムを運用していく上で大切なことになります。

ただし、それにはレンジ相場内で含み損を抱えている状態なのか、それともトレンド相場に移り変わるため相場が大きく動いているのかを判断する必要があります。

まだうまくチャートを読むことができない初心者の方には適切な損切りは難しいことです。
自動売買だから、と言って完全に放置しておくこともできなくなりますので、ある程度相場の動きに対応して売買ができるようにならないと難しいでしょう。

短期取引には不向き

今まで解説してきたトラリピの自動売買の性質上、初めにもったポジションから含み損を抱えます。

そこから推移していった値動きによって利益は出ますが、短期間で取引を行うような仕組みではないため、短期的な売買には向いていません。

運用を始めてから毎月大きな利益が必要であったり、利益をすぐに引き出したいという人には利用をおすすめできません。

少なくとも半年、できれば1年以上トラリピに資金を預けておき利益が出るのをじっくり待てる方以外は向いていないシステムです。

自動売買ツール「トラリピ」の口コミ・評判

トラリピは話題に出ることも多いだけあり、利用者からの口コミや評判もSNS上や掲示板などに多く集まっていました。

良い側面と悪い側面のどちらの評判もピックアップしていますので、確認してみてください。

良い口コミ・評判

10月はトラリピで20万円くらいの利益。
年間に換算すると240万円で、税金差し引くと大体200万円くらいの儲け。

さすがに会社辞められないけど、心の支えにはなる。

https://twitter.com/takanoriaoyama/status/1452405245049389056?s=20

長くトラリピを利用し、根気強く運用を続けた結果、月の利益が給料と同じくらいの水準にまで成長したという評判が多かったです。

自動売買の中でも安定性の高いツールであるトラリピですので、初めから大きな利益が見込めるわけではありません。

しかし、少ない利益や含み損に負けず、適切な損切りを続けていけばこうして安定した利益を享受することができるようになるでしょう。

可読性のため、一部改行や絵文字などの編集をしています

悪い口コミ・評判

最近、全然ほったらかし運用できてないトラリピ

結局、カナダドル円とオージーキウイの2ペアに絞り込むことにしました

自分の中でまだ迷いがありますが、ひとまずはこれで様子見

長期安定運用って難しい

https://twitter.com/imoimoimora/status/1452430326295236608?s=20

自分もトラリピで豪乳もユロ円も、乳円も含み損抱えてます

乳円は10円近く下の売りポジ+マイナススワップなのでどこかで下がった時に損切りしたいです。

https://twitter.com/u_udai2/status/1452276276673191937?s=20

先週10月18日週の合計+692,367円
114,276円:連続予約注文
 2,175円:スワップ
167,758円:トライオートFX
322,188円:トライオートETF
*73,791円:手動トラリピ
*12,179円:トラリピ

https://twitter.com/tryjpyFX/status/1452240536228675584?s=20

トラリピの悪い口コミや評判では、初期の運用がうまくいかないために長期的に運用していくことに不安を覚えるという人や、大きすぎる含み損に精神的なダメージを負う人が見られました。
含み損は大きくなればなるほどメンタルに悪影響が出ますので、それを乗り越えて冷静に運用できる人でないとトラリピは難しいかもしれません。

また、上がる利益が他と比べて少額だったり、全く動きのない週もあるので、痺れを切らして運用をやめてしまう人もいます。

日々の値動きに投資の楽しみを見出す人にとっては、物足りないツールとなるでしょう。

確かに、短期間で安定しつつももっと利益を得られるFX自動売買ツールは存在していますので、そちらに移行していく人も多いようです。

可読性のため、一部改行や絵文字などの編集をしています

国内証券会社のイフダン系自動売買ツールは他にも

国内の大手証券会社は、リピート系のFX自動売買ツールを好んで運営していることを冒頭でも記載しましたが、中でもイフダン系はいくつもの運用会社から選べる手法の一つです。

2つの証券会社から選べるループイフダン

イフダン注文をリピートしてFX自動売買を行う手法を「ループイフダン」と呼ぶことがあります。

トラリピと違ってトラップを行うような手法より少し簡易的なものになりますが、この手法を使ったFX自動売買を運営している国内大手の証券会社は2つあるため証券会社の選択が可能なツールでもあります。

トラリピよりも簡単に利用を開始できるため初心者に好まれることが多いですが、一方でリピート系であるためどうしても利益が少額からになってしまいます。

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インヴァスト証券のリピートイフダン

リピート系でSNS上などでもっとも名前を聞くことが多いのが「トライオートFX」です。

初心者向けの選択のみで完結するFX自動売買の方式から、数値などを細かく設定することで独自の設定を作成することができる中・上級者向けの方式まで、選択肢が多彩なツールになっています。

高い利益をあげられそうですが、やはり国内のスプレッドは25倍までであることやMT4が入れられないなどの理由から、大きな利益を生むことは難しいツールです。

こちらもコツコツと積み上げタイプの人に向いているでしょう。

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【まとめ】少額ずつ利益を出し、長期的に取引したい人向き

Sho

ここまで読んでくださった方はわかるかと思いますが、あえて挙げるなら長期安定型で堅実に稼ぎたい人向きでしょう。

トラリピは、僕が見てきた国内FX自動売買ツールの中では初心者にはあまりおすすめできないツールです。

自動売買ツールにも関わらず放置できないので、短時間でもチャートの動きを毎日見てトレンド相場である程度損切りのできる中・上級者の方。
かつ、長い時間をかけて少額ずつでも安定的に稼ぎたい資金がある方には向いているでしょう。

逆に、短期で証拠金をどんどん積んでいきたい人・利益を上げていきたい人や、定期的に出金したい人は別の自動売買ツールを使用するべきです。
手数料が高いため、細かい支出に目を配りたい人も他のツールを使用した方がいいと思います。

さて、ここまでマネースクエアのFX自動売買ツール「トラリピ」を紹介してきました。

トラリピに対しての理解は進みましたでしょうか?
色々なFX自動売買ツールで損をする人を見てきましたたが、裁量トレードの知識があれば利益を出せることもあると思います。

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