FX自動売買「Nexus(ネクサス)EA」は破綻ツール!復活はあるのか
こんにちは、FX自動売買レビュアーのShoです。
最近SNSでのツール配布が流行っていますが、今回はTwitter発のNexusEAについて調査しました。
令和のEA、方舟EA、そしてこのNexus(ネクサス)EAなど、最近TwitterでFX自動売買ツールを配布するのが流行っていますね。
極単純なロジックのツール配布に多額の広告費用を投入して使わせる悪徳商材と違って、そこまで複雑なロジックでなくとも比較的堅実に稼いでくれる印象ですが、このネクサスEAもそのうちの一つなのか徹底調査しました。
先出し!Nexus(ネクサス)EAのおすすめ度
信頼性: | (3 / 5) |
利益期待値: | (1 / 5) |
総合評価: | (2 / 5) |
目次
FX自動売買ツール「Nexus(ネクサス)EA」とは
販売料金 | 無料 |
最低証拠金 | 10万円〜 |
取引通貨ペア | EUS/USD |
想定月利 | 15~20% |
証券会社 | XM Trading / HotForex |
ネクサスEAは、同じくTwitterで話題になったFX自動売買「バンクシーEA」の後続ツールです。
バンクシーEAを配布した人が作ったもので、より安定性を求めた運用を行えるということでした。
ナンピン感覚の短いナンピンマーチン型で、月利の想定は15~20%と無料自動売買ツールの中では比較的高い数値です。
取引通貨ペアはユーロドルで、値動きが少ないため堅実に投資をしたい人や初心者に向いている通貨ペアと言えます。
ネクサスEAの口コミ・評判
ネクサスEAの口コミや評判はあまり見られず、Twitterで配布しているツールとしては珍しくSNS上での利用者からの情報提供もないのが現状です。
少しだけあるものをピックアップすると、2021年の8月までは順調に利益を上げている声が多かったです。
FX自動売買ツールを専門に紹介・実践しているYoutuberのMr.ふらっと氏が自らのチャンネルで検証している動画も見つかりました。
ふらっと氏の動画から自動売買を始める人も多いため、拡散元はTwitterだけでなくYoutubeも含まれると言って良いでしょう。
2021年8月に破綻
ネクサスEAの一番の問題点は、2021年8月に公式の口座が約300万円のマイナスを出して破綻していることです。
この時期に、ネクサスEAを利用していたユーザーも続々と損失を出しています。
最大ポジション数にある程度の制約はありましたが、損切りに該当する機能が存在しなかったことが原因となり、次々と強制ロスカットになったようでした。
FX自動売買ツールの無料配布などのEAに多いのが破綻です。
それまでの間に利益を引き出し、証拠金分は回収しておくことがポイントになります。
破綻してしまうことはよくあるとはいえ、よくあることだから良いだろうと看過できる訳ではありません。
ネクサスEAの前身であるバンクシーEAも破綻していますので、証券会社などが安全であっても利用はよく検討した方が良いでしょう。
ネクサスEAのメリット
ネクサスEAのメリットは数あるFX自動売買ツールの中でも、比較的信頼性が高いことでしょう。
フォワードテストを公開している
ネクサスEAに関わらず、バンクシーEAが配布するFX自動売買ツールは、総じてTwitterのアカウントでフォワードテストを公開しています。
実際の値動きを見せない、ロジックすら見せないような詐欺まがいの自動売買ツールが世の中に出ている中で、好感を持てるポイントであることは確かでしょう。
ただし、ネクサスEAの推奨設定とされているロット数などよりも、下げて運用を行なっていることがわかります。
推奨設定で運用できない何かしらの理由があると考えられますが、配布者ができない設定を利用者にすすめているというのは疑念の種になります。
海外大手の証券会社を利用
ネクサスEAでは、証券会社に海外証券会社である「XM Trading」と「HotForex」を選んでいます。
二つのうちのどちらかの口座を持っている、または開設することで利用が可能です。
これらの証券会社は日本人の利用者も多く、金融ライセンスも複数保持しているなど信用がおける証券会社であると思って良いでしょう。
ネクサスEAのデメリット
ネクサスEAにはもちろんメリットがありましたが、それ以上に大きいデメリットがあります。
一度破綻している
ネクサスEAが破綻したことがあることは前述しました。
一度破綻したツールは、それと同様の相場になった時にまた破綻する可能性が高いです。
その相場が再現性が高いものであればあるほど、危険性も高まります。
ネクサスEAは8月に破綻した5ヶ月前にも、一度危機を迎えています。
破綻に近い状態に陥りやすい相場がいくつもあるのは、大きなデメリットであり使わない方が良い要因となるでしょう。
バックテストなど長期データがない
ネクサスEAはフォワードテストは公開していますが、バックテストは公開していません。
あくまで参考ですが、長期的に見てどういった動きをするのかがわかるため、あった方が良いテストデータです。
今回の破綻も、長期的な動きがわかっていれば使用せずに回避できた人もいるかもしれません。
修正版の後続ツールが存在している
ネクサスEAおよびバンクシーEAには、Matador(マタドール)という後続ツールが存在しています。
破綻の数ヶ月前に出されたFX自動売買ツールですが、安定を求めたネクサスよりも、さらに安定型に作ったというのがマタドールのようです。
この配布元のツールを利用することは、2つのツールの崩れ方からあまりおすすめはできませんが、どうしてもバンクシーEA開発者の者が使いたいのであればマタドールを利用することを推奨します。
【まとめ】破綻可能性が高いため、利用はおすすめしない
一度破綻済みのツールをおすすめすることは出来ません。
ネクサスEAが稼働する環境は安定していますが、実際に稼働するシステムが弱く、相場が大きく動いたときに捕まりやすいので長期的に利益を生むことは難しいでしょう。
また、後続ツールが出ている以上ネクサスEAが改良されたり、アップデートされる可能性も低いため復活も見込めません。
騙そう、というような詐欺の要因は見当たりませんが、純粋にシステムが未熟だと感じます。違うツールを選ぶことをおすすめします。