FX自動売買Hawk Eye(ホークアイ)は高額案件への誘導!?
こんばんは、FX自動売買レビュアーのShoです。
今回はSNS広告で知る人の多いHawk EyeというFX自動売買ツールについて探ります。
「Hawk Eye(ホークアイ)」というFXの自動売買ツールをご存知ですか?
SNS広告などから利用を検討する人が多いこのシステムですが、「絶対負けない」と宣伝していることが分かりました。
FXや投資においてこういった広告の書き方は法律的にしてはいけないことです。
法令を遵守しない怪しいツールとして、今回は調査していきたいと思います。
先出し!ホークアイのおすすめ度
信頼性: | (1.0 / 5) |
利益見込み: | (1.5 / 5) |
総合評価: | (1.0 / 5) |
目次
FX自動売買ツールHawk Eye(ホークアイ)とは
運営会社 | Hawk Eye Trade |
想定月利 | 25% |
使用料 | 2週間無料 |
有料期間使用料 | 50,000円 |
取引通過 | 米ドル/円 |
時間足 | 5分 |
ロジック | ナンピンマーチン |
運用資金 | 10万円〜 |
Hawk Eye(ホークアイ)はナンピンマーチン型のFX自動売買ツールです。
FacebookなどSNSの広告で出回っているツールのようで、閲覧用のLPからLINEに登録するとツールの配布ページへと誘導されるようです。
情報を見る限りロジックなどは至って平凡なツールなのですが「絶対に負けない」とLPには記載してあります。
FXや投資などで絶対に負けないということはあり得ません。
この段階でだいぶ怪しいですが、他にも懸念点がいくつか出てきました。
運営会社が危険?
特定商取引法表記の不足
運営会社 | Hawk Eye Trade |
所在地 | 東京都目黒区下目黒1-6-3 |
販売責任者 | 本田 要 |
連絡先 | info@kofx-auto.com |
「特定商取引法」とは、違法・悪質な商品販売から消費者を守るための法律です。
有料販売の場合なくてはならないもので、ホークアイは2週間無料ではありますが、その後は有料ツールへと切り替えになるので表記してあるのが自然でしょう。
その点上記のように、ホークアイの特商法表記は不足している部分が見られます。
電話番号です。
メールアドレスのみの記載だと連絡が取れなくなる業者も多く、不安要素として残ります。
「絶対に負けない」は景品表示法違反
ホークアイ販売時の掲載されている「絶対に負けない」という言葉があります。
しかし、運営は特商法の免責事項に以下のように記しています。
"本サービスの公式ホームページおよび本サービス内で示された表現や再現性には個人差があり、必ずしも利益や効果を保証するものではありません。
本サービスに掲載されている情報を利用して行う一切の行為について、当社としては責任を一切負いかねますので、ご自身の責任において行なわれるようお願いいたします。"
可読性のため、一部改行や絵文字などの編集をしています
つまり、「絶対負けないって言ったけど、実は人によるよ。負けても知らない」ということです。
ここから分かるのは、絶対負けないというのは誇大広告で、優良誤認表示に当たり広告を発する上で定められている景品表示法に違反しているという事実です。
堂々と法律違反をしている会社、ということになります。
「無料で公開!」だけど有料ツール
ホークアイは宣伝文句の中で無料で公開と記しています。
しかし実態は2週間経過すると98,000円の支払いが必要となる有料ツールです。
最近スマートフォンのアプリでも、3日間無料その後有料のサブスク登録画面が強制的に開き、登録しないと利用できませんというアプリが増えていますが近いものを感じます。
お試しできるのは良いじゃないか、と思う人もいるかもしれませんが、ナンピンマーチンツールは初めの2週間で大きな損を生むことは少ないです。
良いかもしれないと思って登録した後に待っているのはコツコツドカンの世界。
少しずつ稼いで大きく負けることが考えられるでしょう。
ホークアイの実績
色々と疑念を抱きやすいFX自動売買ツールホークアイ、実績が伴っているなら良いのですがどうでしょうか?
ロジックについて
至って普遍的な、FXツール作成者であれば誰でも作れるようなナンピンマーチン型にかなり近いようです。
自動売買ツールというのは、とりあえずナンピンマーチンすればある程度の勝率は保てます。
ロジック的に当たり前のことですがそれには多額の資金が必要になりますし、含み損を抱えすぎて強制ロスカットになれば一気に全てを失います。
1000個以上の自動売買ツールを参考にして作成したとありますが、それにしては特別なロジックも動き方もないように感じます。
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ナンピンマーチンとは
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マーチンゲール法にナンピンを合わせた手法です。
ナンピンで買い増し・売り増しを繰り返すときに、マーチン要素を加えて倍で購入します。
限られた資金の中で行えば必ずと言って良いほど破産してしまいます。
資金が潤沢で、いくら負けても買い増せる・売り増せる人にしかできない手法と言えます。
想定月利に対する実績
月利25%を謳っていますが、販売LP内の実績はほんの数ヶ月のもの。
2年の徹底検証・開発の上に販売されたツールである認識でしたが、一部以外は確認できませんでした。
また、SNS上などでも利益の報告は見当たりませんでした。
公式の公開している実績もどうやら25%には達していないようです。
このレベルなら、無料の自動売買ツールで存在しているなというのが素直な感想です。
2年間の純利益・バックテストなし
前項でも示しましたが、2年間の検証の結果負けなしとしているにもかかわらず、その2年間のテスト結果はバック・フォワードともにないようです。
実際にやりとりして確認している方がおられましたので、一部画像を引用させていただきます。
「2年間検証した」「絶対負けない」と言っておきながら、エビデンスが1つも用意されていないのはある意味面白いですね。
約定力などを考えバックテストだけ信用するのは危険だというのは僕も同意ですが、無意味なわけではありません。
あったほうがいいことは確実なのですが、何を持って「全然違う」と断言しているのかさっぱり分かりません。
ホークアイの口コミ・評判
良い口コミ・評判
Hawk Eyeを使用している感じ、他のナンピン系EAに見られる危うさはないです。相場が大きく動きそうな際は、EA止めれば良いですし。
https://note.com/jun_trade/n/n86cf0b037c40
良い口コミ・評判は探すのが大変困難でしたが、一部こうして利益をあげている人もいました。
使用し始めのようなので経過観察が必要ということですが、FXである以上利益が出る人も一部存在してはいるようです。
悪い口コミ・評判
絶対に負けないと謳っていることから
SL(ストップロス)はおそらく設定されていないので
これはかなり危険な部類ですね。
https://kowblog.com/690.html
負けなしといいながらも、わざわざ免責事項まで用意した「保証してくれない」表記や、無料で公開と謳っていた入り口と全く違う高額支払いへの誘導は、危険な副業投資詐欺の可能性が高いので絶対に利用すべきではないでしょう。
https://www.grand-cayman-beach-suites.com/hawk-eye/#rtoc-4
ロジックの危険性や、広告で表記していることと実情の乖離に警告をしている人が大変多かったです。
多数の口コミを閲覧しましたが、このツールの使用をおすすめしている人は1人のみでした。
ホークアイのメリット
無料で体験できる期間が設けられている
ナンピンマーチン型の自動売買ツールは2週間程度で良し悪しは分かりません。
そのレベルの期間であれば大きな損を出さないことが多いからです。
よって利益水準の判断基準にはできないような気がしますが、どういったロジックを利用していそうかなどを判断するのには役に立つでしょう。
逆に、その2週間である程度の仕組みや有効な使い方を判断するのが難しい初心者の方にはメリットはないと言えます。
ホークアイのデメリット
あらゆる広告文言の裏付けがない
ホークアイの広告にはかなり甘言が散りばめられており、その実FX自動売買では実現できないようなものが多いです。
むしろ裁量トレードの上級者やプロトレーダーであっても叶わないような文言で、それができるなら世界中のプロトレーダーが導入しているでしょう。
また、利益を期待してもそれを裏付ける証拠がありません。
運営として出せるデータも利用者のデータもかなり不足しています。
また、バックテストを試みた人もいますがテスト自体が不可能でした。
ロジックを隠すだけならそういった処理を行いバックテスト自体はできることが多いですが、そもそもさせてくれないのです。
そこまで頑なに数値を出したくないとなると、何かあると考えるのが通常でしょう。
有料で購入するには普遍的すぎる動き
ロジックや口コミ・評判、検証などを考慮しても、有料で購入するに値するような情報はありません。
むしろ有料で購入することは危険なのではと思います。
利用者もかなり少ないようですし、何かあった時に対応してもらえるという情報も入ってきません。
現役トレーダーが監修!という言葉も記載してありますが、その人が一体どの程度の裁量トレードの能力を持った人なのかなど参考となる具体的な例がなく、詳細も不明です。
連絡が取れなくなる可能性もあり
特商法の項目で言及しましたが、連絡先の表記がメールアドレスのみです。
ユーザー全体に大きな損失を出してもメールで連絡が取れなくなればそれで終わりです。
有料ツールであるにもかかわらず電話番号を記載していないところは、自動売買ツールに自信がなく、何かしらやましいことがあったときに電話が鳴り続けるのを恐れている運営元が多いというのが僕の経験則です。
【まとめ】信用できるデータなし、導入は要検討
以上のことから、僕は導入をおすすめしません。
ごくありふれたロジックであることが想定されますが、対して販売価格が高いです。
運営元、月利データなどを信頼できるような裏付けデータもありませんし、このFX自動売買ツールに価値を感じません。
同様のレベルのツールなら無料で手に入りますので、もし自動売買を初めて行うなら初期投資の少ないところからスタートするのをおすすめします。